みなさんこんにちは、アクアリンク千葉です(^^)/
今回は海水インテリア水槽で人気のホンソメワケベラと、とあるお魚についてお話しをしていこうと思います!
ホンソメワケベラといえば他のお魚に付いた寄生虫などを食べてくれるクリーナーフィッシュとして有名です。
自然界でも普段は小魚を食べてしまう大型魚でもホンソメワケベラの存在を理解していて食べようとせず、口の中やエラの中を掃除してもらいます。
ホンソメワケベラは特徴的なダンスをしてどうやら他のお魚にアピールしているようです。
私もホンソメワケベラに何度か腕を掃除してもらいましたが、突く前に腹ビレをやたら腕に当ててきたので、もしかしたらダンスの他にも腹ビレでもアピールの一つとして使用しているのかもしれません。(ただ近くて当たっただけかも笑)
このホンソメワケベラの掃除っぷりは飼育下でも発揮してくれて、お魚の敵である白点病の原因である寄生虫を食べてくれることで飼育者からとても人気があります。
自然界でも水族館でも普通のインテリア水槽水槽でもホンソメワケベラがいるだけで周囲のお魚達が健康で長生きしやすいと言われていることからこのお魚が非常に重要な存在なのがわかりますね。
さてそんなホンソメワケベラですが、このお魚にソックリに擬態したお魚が存在します。
それがニセクロスジギンポというお魚です。
これがニセクロスジギンポ。
どうです?どこからどう見てもホンソメワケベラですよね。近くで見ても一見違いが分からないくらい素晴らしい擬態っぷり。
ホンソメワケベラは名前の通りベラ科に分類されていますが、ニセクロスジギンポはイソギンポ科に分類されるので実際は全く違うお魚です。
このニセクロスジギンポ、見た目だけでなく生態までホンソメワケベラに似せています。
ホンソメワケベラのようにダンスを踊り、他のお魚に“クリーナーするよ~”とアピールし近付きます。そしてそのお魚の体をお掃除・・・・・・・・・しません!
油断したお魚の鱗やヒレ、皮膚をかじって食べて逃走します!なんてやつ!!
当然食べられたお魚もビックリして逃げちゃいます。
何も考えずに見ればこのニセクロスジギンポは最低なヤツだ!と悪者扱いしてしまいそうです。私も初めて知ったときは悪い生き物だな~と深く考えなかったです。
しかしよくよく考えるとニセクロスジギンポは非常に頭が良いですよね。
常にエサが入るわけではない、自身が小さいから天敵に襲われやすいという弱点をクリーナーフィッシュに化けるということで見事に克服しています。
大昔から続く長く厳しい生存競争を生き抜く手段としてこの擬態を身につけたニセクロスジギンポは素晴らしいと思わず感動しちゃいます(^_^;)
食べられたお魚は可哀想ですが、ニセクロスジギンポも生きるのに必死なのを考えると最早悪者扱いはできないですね(^_^;)
あ、なんでこのホンソメワケベラとニセクロスジギンポのお話をしたのかと言いますと、実は飼育下でもホンソメワケベラに紛れて来るがあるのです。まぁ、滅多にないですけどね。
弊社のスタッフも過去にホンソメワケベラを仕入れたつもりが実はニセクロスジギンポだったという事例が1回だけありました。
上記でも説明したとおり、ニセクロスジギンポはお魚の皮膚などを食いちぎって食べてしまうので飼育には向きません。(単独飼育であれば可能)
なのでもしニセクロスジギンポが紛れ込んでしまったら単独で飼育するか、ショップ等に引き取ってもらいましょう。
いやいや、ここまで似てるならどうやって見分けるんだよ!って話しですね。
一番見分けが付きやすいのが口の位置です。
ホンソメワケベラは目の真横におちょぼ口がありますが、ニセクロスジギンポは目の下あたりに口があります。ちなみにニセクロスジギンポの口は開くと牙があります(^^;)
ショップでホンソメワケベラを購入する際は口の位置をよく確認しましょう。
紛れるのはホントに宝くじレベルなのでそう警戒しなくても大丈夫です!
いかがでしょうか?
今回はホンソメワケベラとニセクロスジギンポのお話でした!
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