みなさんこんにちは、アクアリンク千葉です(‘◇’)ゞ
今回は海水インテリア水槽の敵であるコケを食べてくれる生体をご紹介します!
はい、こちら。”タツナミガイ”です。貝と名前がありますが、アメフラシの仲間になります。貝殻は退化していて体内に薄い板状になって痕跡として残っています。
インド洋や太平洋の熱帯域を中心に広く生息していて、日本でも房総半島以南の太平洋沿岸で見られることがあります。
夜行性で昼間は砂の中に隠れたり、物陰でジッとしていることが多く、夜になると餌を求めて活動を始めます。草食性が強く主に海藻やコケ類を食べて生活しています。
食性からわかっていただけたかと思いますが、このタツナミガイはインテリア水槽ではとても頼りになるコケ取り生体です。
茶ゴケや緑ゴケはもちろん、トロロ藻や見栄えの悪い海藻、果ては赤ゴケ(シアノバクテリア)まで食べてしまう貪欲な生体です!特に厄介な赤ゴケを食べてくれる生体はほとんどいないのでこのタツナミガイはまさに救世主とも言える子です。
ただその反面注意点もあるので、飼育方法と一緒に書いていこうと思います!
まずタツナミガイはうまく飼育できれば最大30cm前後ととても大きくなる種類です。そのため水槽サイズは最低でも60cmは必要になります。
適正水温は15℃~25℃前後と低水温に強く高水温に弱いです。普通に海水魚が飼育できている環境であれば問題ありませんが、夏場は冷却装置が必須になります。
次に問題となるのが餌です。タツナミガイはコケや海藻類が大好物で水槽に生えるコケはモリモリ食べてくれますが、食べ終わって綺麗になると食べるものがなくなってしまいそのまま餓死してしまうことが多いのです。
そのためタツナミガイの長期飼育は難しいとも言われています。もし死んでしまった場合、その大きさから水を非常に汚し異臭もすさまじいため早めに取り除いてあげてください。
タツナミガイ同士や他のお魚たち、サンゴとの混泳は基本的に特に問題ありません。ただタツナミガイ同士の混泳をする場合、大きくなるため90cmや120cm以上の水槽をオススメします。またフグやカワハギなど好奇心旺盛な種類はタツナミガイを突くことがあるためあまりオススメはできません。
ここまでコケ取り能力が強いと入れたくなりますが…おそらく入れてる人は少ないのではないかと思います。
その理由は流通量があまり多くないことやそこそこ大きくなるというのもあると思いますが一番はその見た目ではないでしょうか(;・∀・)
シッタカ貝やマガキ貝などの貝類はまだ小さいのでいいですが、タツナミガイは見た目はちょっとグロい上に大きくなり非常に目立ちます…汗
美しい海水インテリア水槽としてやっていきたいのにそこにタツナミガイを入れるとちょっと見栄えが悪くなってしまいますよね…。
でも正直そこまで気にする必要はないと思います。タツナミガイは先程も書いた通り夜行性で私たちの活動時間とは一切被らないのです。明るい時間帯はタツナミガイは物陰に隠れて姿を見せません。
…あ、全然入れることを強制してるわけではないですよ!タツナミガイをどう思うかは人それぞれなので汗
ただ、”あ、そうなのか~”と思っていただければいいなーと…(;’∀’)
ということで今回は見た目はアレだけどコケ取り能力は最強レベルのタツナミガイのご紹介でした!
アクアリンクは関東全域でインテリア水槽の設置メンテナンスを行っています。
今回のような海水魚水槽はもちろん、水草水槽、アロワナ水槽、造花水槽、海水風淡水水槽など様々なジャンルを取り扱っています。
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2019年より水槽のメンテナンス部、アクアリウムデザイナーを経て、アクアリウムプランナーとして、クライアント様の想像を超えるアクアリウムを日々ご提供しております。
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