みなさんこんにちは、アクアリンク千葉です(‘◇’)ゞ
今回は海水アクアリウム水槽で一般種として知られているお魚をご紹介します!
可愛らしいピンクの体色、目の横や背中の白いラインが特徴的な”ハナビラクマノミ”です。クマノミって聞くと、某映画で一躍有名になったニモことカクレクマノミを思い出すかと思います。そうです。ハナビラクマノミもカクレクマノミも同じクマノミの仲間です!
ハナビラクマノミはカクレほど知名度はありませんが、アクアリウム水槽では一般種として安価で様々な場所で販売されています。
ちなみにそっくりな種類で”セジロクマノミ”という種類がいますが、セジロクマノミは眼の横の白いラインが無いことで見分けることができます。
ハナビラクマノミもイソギンチャクと共生して生活しており、イソギンチャクの周囲を泳ぐ姿はヒラヒラと舞い落ちる本物の花びらのように美しいです。イソギンチャクの中に潜って顔だけ出してる姿はクマノミの仲間共通で可愛らしいです笑
花びらと言っても、最大で10cmほどまで成長するのでアクアリウム水槽下では中々に存在感があります笑
飼育方法を書いていこうと思います。
まず、ハナビラクマノミは非常に丈夫で初心者の方でも飼育しやすい…とよく書かれています。確かに丈夫は丈夫ですが個人的には初心者にはあまりオススメはできません。
その理由は追々書いていきます。
水槽サイズは大きさが10cm前後になることから最低でも45cm以上の水槽は欲しいところです。イソギンチャクとの共生を楽しむ場合は60cm以上の水槽で飼育してあげてください。
ろ過機は理想はオーバーフロー水槽ですが、金銭的などの理由で不可能な場合は外部式フィルターをオススメします。
水温は24℃~26℃が適温です。海水魚は低水温も高水温も非常に苦手なので夏冬は温度調節機器(ヒーターやファン)を使用して水温を保ってください。
餌は人工飼料に餌付きやすいため手間がかかりません。
もし食べない場合は冷凍ブラインシュリンプなどを与えるといいでしょう。
クマノミの仲間はそれぞれ違う種類のイソギンチャクを好みます。ハナビラクマノミはセンジュイソギンチャクやシライトイソギンチャクに共生しやすいです。ただ飼育下ではそれ以外のイソギンチャクと共生することもしばしばあります。
ちなみにクマノミもイソギンチャクもお互いに共生相手がいないから飼育できないというわけではありません。
さて、先ほど初心者向けではないと書きましたが、その理由は主に2つあります。
それがハナビラクマノミの性格とイソギンチャクの飼育です。
ハナビラクマノミだけでなくカクレクマノミも含むクマノミの仲間は総じて非常に縄張り意識が強いです。どのくらい強いかは個体によって異なります。ちょっと威嚇して追い払うだけの子や酷い時は対象が視界に入っただけで激しく追い回し噛み付く子もいます。
更に掃除中の人間の手にもアタックしたり噛み付いてきたりしてくる子もいます。
カクレクマノミは正直クマノミの中では一番マシかと…私は何度も手に噛み付かれたことはあります(;・∀・)まぁこれが中々痛い。
これがさらにペアになってオスが子育て中だと更に荒くなります…。
もしクマノミを飼育するのであれば、クマノミ(とイソギンチャクやその他無脊椎)だけの水槽にするか、他のお魚たちを先に入れて最後にクマノミを入れてあげると凶暴性がほぼなくなる可能性があります。
流石に新人が先住民の先輩を襲うなんてことは……ほぼないですよね(たまにあります)。
次にイソギンチャクの飼育です。
クマノミとの共生関係を見れるのはとても楽しいですが、イソギンチャクの飼育はそこそこ難易度が高いです。強い光を用意してあげたり、水流を起こしてあげなければすぐに弱って死んでしまいます。
水流ポンプを使用する場合はイソギンチャクが巻き込まれて粉々になって水中を舞うことがあるため注意する必要があります。その粉々になったイソギンチャクは水を汚すだけでなく毒素がにじみ出てお魚たちまでまきぞえになってしまうこともあります。
またその触手の毒にやられてしまう他種も気を付けなければなりません。
以上のことが私がハナビラクマノミというかクマノミをオススメしない理由です。
でも飼育してみたいと思ったらチャレンジするのも全然いいと思いますよ!
今回は花びらのように綺麗なハナビラクマノミのご紹介でした!
弊社は関東全域でアクアリウム水槽の設置・メンテナンスを行っています。
海水魚水槽や水草水槽、テラリウム水槽など様々なジャンルを取り扱っています。
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2019年より水槽のメンテナンス部、アクアリウムデザイナーを経て、アクアリウムプランナーとして、クライアント様の想像を超えるアクアリウムを日々ご提供しております。
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