綺麗??気持ち悪い??
アンモナイトという化石の話は聞いたことがあると思います。
4億年前とかの時代に生きていたとされる貝類ですね。
この写真の生き物は、オウムガイという貝で、アンモナイトが進化したものと思われている。
進化といっても、ほとんどその姿を変えておらず、生きた化石と言われている。
普通の巻貝は、殻の中身が渦上になって続いていて、その奥まで肉が詰まっているが、
このオウムガイは手前の大きな部屋だけに肉を持ち、奥の方は綺麗に空洞化されている。
この空洞化された場所にはガスと液体が詰まっており、この液体の塩分濃度浸透圧を変化させることで
浮力を調整して沈んだり浮いたりしている。つまり奥の部屋が割れたら沈めないという事である。
英名はノーチラス(Nautilus)で、ギリシャ語の水夫に由来するという。
ガスの詰まった殻内部の容積を調節して浮き沈みする仕組みは潜水艇と同様である。
そのため、ジュール・ヴェルヌは『海底二万里』に登場する潜水艦にこの名を使い、
また現実の多くの潜水艦にもこの名が使われた(特にアメリカの原子力潜水艦が有名)。
ちょっとカッコいいと思ってきたオウムガイを、飼ってみませんか??
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