野外にアクアリウム その2

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野外に展示されたアクアリウム水槽。

前回は、雨水での漏電や、雨水などが水槽内に入り込んだり、
太陽光が凄く当たるので、中の水槽が汚れやすかったりと、
通常野外に水槽を置くというのは絶対にあり得ないことで、危険だからやめた方が良いというのが一般論である。

しかしこの水槽は、その全ての常識を逸脱しており、
世界で初めて野外のアクアリウムタワーとして認められている。

では、いったいどうやって不可能を可能にしたのか・・・

まずは雨水対策である。

ご覧の通り雨水が降ってきたらそのままかぶってしまう構造である。
しかしこの水槽は、通常上に乗せて使う照明機器類を、水槽背面にセットしており、
直接雨水が当たらないようになっている。

この水槽はピラミッド型に組んでおり、
水槽を階段のように下から後ろ側の上方に組み上げているため、
ちょうどピラミッドの内部には雨風をしのげるような空間が出来る。
なので、全ての電力関係は、この空間に集約されているのだ。

よって照明機器も裏側から水槽に当てている。
こうすることで、防水しながら、水槽を明るく照らすことができるのだ。

ちなみに水槽の真上に立っている星のオブジェの根元は、
上部からの空間を全てふさぐようなキャップのような役割を果たしている。

これによって完全に雨水から内部を守っているという構造体である。
中にアクセスする場合は、水槽の周りコーナーに配置している提灯代わりの照明ボックスを取れば、
中に入れるようになっているのだ。

では、次に雨水が水槽内部に入らないようにするにはどうしているのか?
また野外での太陽光が降り注ぐ状態でどうやって汚れないように保っているのか?

これは次回お話しします。

アクアリンクでは、このような特設会場におけるアクアリウム水槽水槽レンタルや水槽リース、
オーダーお買い上げプランなど、多彩なプランと経験で実現することが出来ます。

 

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この記事を書いた人

2019年より水槽のメンテナンス部、アクアリウムデザイナーを経て、アクアリウムプランナーとして、クライアント様の想像を超えるアクアリウムを日々ご提供しております。

創業から21年間のノウハウが詰め込まれたブログになりますので、アクアリウムにチャレンジしてみたい方にとって、有益な情報になるかと思います。
ご質問がある方は弊社のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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