みなさんこんにちは、アクアリンク千葉です!
今回はアクアリウム水槽でとっても面白くてユニークな生き物をご紹介します!
こちら、おそらく水族館で見る機会が多いのではないでしょうか?
こちらはダンゴウオ、和名ではフウセンウオと呼ばれるカサゴの仲間です。
その名前の通りまんまるで団子のような見た目をしており、最大4cmほどの小さな生き物です。自然界では10cmほどの子もいるようです。
他のお魚のように浮袋を持たず泳ぎが苦手です。左右の胸鰭は1つにくっついていて吸盤上になっており、これを岩などにくっ付けて海中生活しています。
体色も様々で、赤やピンク、青、黄色、紫、白などバリエーション豊富で更に幼魚の頃は頭に白いわっか模様が入っています。天使の輪とも呼ばれています(^^)
ダンゴウオは水温の低い場所にのみ生息しており、冬から春の寒い時期にのみ見ることができます。日本の海にも生息しています。
夜行性で昼間は物陰で休んでおり、夜になると好物の小さなワレカラやヨコエビなどの甲殻類を求めて移動を始めます。こんな可愛い顔をして肉食性なんですね笑
実はこのダンゴウオ、飼育は難しいですが一般家庭などでも飼育することができちゃいます。
以下飼育方法を書いていきますね(^^)
まず、水槽サイズですが、ダンゴウオはとても小さい生き物なので30cm~45mで飼育が可能です。ただ小型水槽は汚れるスピードも速いのでできれば45cm以上の水槽をオススメします。
水槽用のライトは夜行性なので必要はないですが、見た目もこだわりたい場合は、光量が小さい青色のライトがオススメです。
観察するときはライトは消して、驚かせないように懐中電灯など小さなライトで照らして観察してください。
ダンゴウオで非常に重要なのは水温です。
通常の海水魚は24℃~26℃を好みますが、ダンゴウオにとっては高すぎる水温です。
適している温度帯は15℃~20℃なので冬場はともかく夏場は水槽用クーラーなどの冷却装置が必須となります。
次に餌ですが、ダンゴウオは人工飼料にはほとんど餌付きません。小魚や餌用のスジエビ、ゴカイなどを用意してあげてください。慣らせば冷凍オキアミやブラインシュリンプも食べてくれるようです。
このような低水温で飼育するので他の海水魚との混泳はできません。
出来たとしても、ダンゴウオは動きが遅いので餌の取り合いで負けてしまいます。
同種との混泳は可能なので、ダンゴウオ同士のみで飼育してあげてください。
こんなに可愛いダンゴウオですが、1匹だけでも1万円以上と高価な上に寿命はとても短く、1~2年ほどしかありません。
繁殖も難しいですが、成功している方もいらっしゃいます。
もしアクアリウム水槽で飼育したいと思った方は大変ですが、是非繁殖も目指してみてはいかがでしょうか?(^^)
ということで実は難しいけど飼育できるダンゴウオのご紹介でした!
弊社は関東全域でアクアリウム水槽の設置やメンテナンスを行っています。
海水魚水槽や水草水槽、アロワナなどの大型魚水槽、テラリウムなどなど様々なジャンルを取り扱っています!
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2019年より水槽のメンテナンス部、アクアリウムデザイナーを経て、アクアリウムプランナーとして、クライアント様の想像を超えるアクアリウムを日々ご提供しております。
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