みなさんこんにちは、アクアリンク千葉です(‘◇’)ゞ
今回は淡水アクアリウム水槽で少し飼育難易度が高いお魚をご紹介したいと思います!
この茶色っぽくて細長いお魚はクロコダイルフィッシュと言います。
マレー半島やスマトラ島の止水域に生息しており、口の大きさが体の1/3近くまであり、肉食性で、水面下等で餌を待ち伏せする様子がワニのように見えることからクロコダイル(ワニ)フィッシュという名前が付きました。
最大で20cm近くになり、寿命は書かれている本やサイトによって2~8年とかなり差があります。これは恐らく後述する飼育難易度によるものかと思います。
オスとメスの見分けは困難ですが、繁殖期になるとオスはメスが産んだ卵を口にくわえて孵化するまで保護するマウスブルーダーという繁殖方法を行います。
さて、飼い方を書いていこうと思います。
まずクロコダイルフィッシュは最大20cm近くまで成長するため最低でも60cm水槽は用意してあげてください。
肉食性で水を結構汚すため強力なろ過機が欲しいところですが…クロコダイルフィッシュは水流を非常に嫌うため外部式フィルターや上部式フィルターを使用する際は排水を工夫しなければなりません。外掛け式フィルターを使用し、こまめに水換えするのが一番いいかと思います。
次に水質ですが、弱酸性で軟水の水を好みます。ブラックウォーター等を使用すると水は茶色くなりますが、自然界に近い水質になるためオススメです。
水温は25℃~28℃が最適です。
水槽内のレイアウトは流木や水草を入れてあげると隠れ家にもなりますし、見栄えもよくなります。ただブラックウォーターで水を茶色くした場合光がうまく届かず水草が育ちにくくなるため様子をみて入れてください。人工水草を入れてもいいと思います。
餌ですが、基本的に生きた餌(メダカやアカヒレ、小エビ)しか食べません。慣れてくるとクリルや冷凍アカムシを食べる個体もいるようですが、最初のうちは生き餌を与えてください。餌切れに弱い一面があるので1日数回にわけて与えたりしてあげてください。
混泳ですが、クロコダイルフィッシュは肉食性のわりには意外にも温厚な性格をしています。口に入る小魚は食べられてしまいますが、大きくて温厚な他種であれば不可能ではありません。ただ、クロコダイルフィッシュはなかなかデリケートなためできれば単独飼育を推奨します。
水質に敏感のくせに肉食性で餌切れに弱いため頻繁に餌を与えることになり水を非常に汚します。その水もブラックウォーターを用意してあげないといけないためかなり飼育に手間がかかります。じゃあメンテナンスを少しでも楽にするために強力なろ過機を付けてあげようとすると今度は水流の問題が出てきます(対策はいくらでもありますが…)。
このようになぜクロコダイルフィッシュはアクアリウム水槽で飼育難易度が高いと言われているのか…もうお分かりいただけたかと思います(;´Д`)
でも、つぶらな瞳やワイルドで意外と愛嬌のある顔や体、肉食魚ならではの餌を食べる迫力さが一部の飼育者からは人気が高いです。
もし一般種の飼育に物足りなさを感じている方やユニークなお魚を飼育してみたいという方、是非このクロコダイルフィッシュを飼育してみてはいかがでしょうか??(^^)
今回はかっこよくて可愛い(?)でも繊細で飼育難易度が高いクロコダイルフィッシュのご紹介でした!
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淡水水槽や本格的なネイチャーアクアリウム水槽、海水魚水槽、古代魚水槽など様々なジャンルを取り扱っています。
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