ライブロックとはなんぞや??

みなさんこんばんは、アクアリウム水槽千葉です(‘◇’)ゞ

今回は海水魚水槽では超絶必須級であり、レイアウトも楽しめる”ライブロック”と呼ばれる岩についてのご紹介です。

上記の写真でレプリカサンゴなどが挟まっている場所に岩がたくさん置いてあるのがわかるかと思います。これがライブロックと呼ばれるものです。

これはただの岩なんかではありません。これは昔生きていたサンゴが死んで骨格だけになり、そこをベースに微生物や小さな生き物たちが住みついた岩をライブロック(Live rock:生きている岩)といいます。

自然界から採集されてきたものがほとんどです。

ライブロックには微生物だけではなく、海藻類や生きたサンゴ、カニやシャコ、ゴカイ、ウミケムシなど様々な生き物が付いていることがあります。(サンゴはラッキー、カニとシャコ、ウミケムシは厄介…汗)

なぜライブロックが絶対必須なのか?

それは、まず、ライブロック自体が多孔質であり、水質浄化に役立ってくれる微生物やバクテリアが繁殖しやすくなります。

そう、ライブロックを1個いれるだけで水質浄化作用があるのです。他にもゴカイがいれば砂の中を綺麗にしてくれますし、付着している生物の種類によっては様々な作用をもたらしてくれます。

この岩を入れないのと入れたのじゃあ水槽の汚れ速度やお魚の入れられる数、かなり違ってきます。

他には、お魚やエビなど生体の隠れ家になったり、サンゴの土台になってくれます。海の生き物たちは岩に隠れて身を隠すことが多いので、ライブロックを入れてあげると彼らのストレス緩和に大きく役立ちます。

そして、岩は意外と軽く、誰でも簡単に移動できるので、レイアウトを楽しむことができます(^o^)ただ、大きさによっては結構重かったりしますが…笑

綺麗に岩組してあげるとインテリア水槽として楽しむことができますよ(*‘∀‘)

ただ、注意点が何点かあります。

まず、水槽に対しての岩の量です。先程1個で水質浄化作用がある…といいましたが、もちろん大きい水槽にポツンと1個あった程度では水質浄化スピードは間に合いませんし、足りません。かといって今度は多すぎると水の循環が悪くなってしまい、逆に水質悪化につながりやすくなってしまいます。そして岩が多いことでお魚が見えにくくなることも…。なので、水槽サイズにあった適量のライブロックを導入してあげます。

次にライブロックの質です。実はライブロックにも良い悪いがあり、悪いのを選んでしまうと逆に水槽に悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。

良質とされるライブロックは、岩が紫や赤色の藻に覆われていて、軽く、匂いは磯の香りがします。赤紫の藻類は石灰藻と呼ばれていて、きれいな環境でなければ付かないものです。そしてライブロックは多孔質なので基本は軽いです。しかし、重いものは多孔質ではなくバクテリアたちが繁殖しにくい岩になってしまいます。そして、匂いですが、ライブロックはたくさんの生き物たちが付着してる岩ですが、それらが死んでいたりすると何かが腐った臭いがしますし、色も白かったり、黒かったり、とにかく悪そうな見た目をしています。

いい岩を揃えて、ちょうどいい量でレイアウトしてそこでようやく海水魚水槽が始められるのです。他にも”キュアリング”という作業があるのですが、これはまた次回お話しします!

いかがでしたでしょうか?ライブロックがどれだけ重要なのか、今回ご説明させていただきました。

弊社は関東全域でインテリア水槽の設置やメンテナンスを行っています。海水魚水槽はもちろん、水草水槽、テラリウム水槽、海水風淡水魚水槽、造花水槽など様々なジャンルを取り扱っています!

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この記事を書いた人

2019年より水槽のメンテナンス部、アクアリウムデザイナーを経て、アクアリウムプランナーとして、クライアント様の想像を超えるアクアリウムを日々ご提供しております。

創業から21年間のノウハウが詰め込まれたブログになりますので、アクアリウムにチャレンジしてみたい方にとって、有益な情報になるかと思います。
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