みなさんこんにちは、アクアリンク千葉です(^^)/
いやー急に涼しくなりましたね。過ごしやすいですが寒暖差が激しく、人間も体調を崩しやすい時季です。
お魚も例外ではなく、気温に影響受けて水温も上下しやすく病気を発症しやすい季節です。
せっかくの美しいインテリア水槽なのにお魚が弱ってしまう病気は天敵ですよね・・・!
そんなわけで今回は代表的な病気の一つである”水カビ病”について書いていこうと思います!
水カビ病はミズカビ科真菌のミズカビ属やワタカビ属、アファノマイセス属などの感染を原因とする感染症の総称です。別名ワタカブリ症とも呼ばれ、上記の画像のように細かい糸状のようなものが綿のようにお魚に付着してしまうのが特徴です。
実はこのミズカビ科の菌は水槽内では常在菌であり、健康なお魚であれば基本的に感染することはありません。同時に根絶することも不可能です。
水カビ病は直接感染するのではなく、”なんらかの要因”でお魚が弱り、そこから二次的に感染することで発症します。
ではその”なんらかの要因”とは何?って話しですが、今からその要因を書いていきますね。
まず、輸送中やお魚同士の喧嘩、レイアウト素材などに誤って体をぶつけてしまってできてしまった擦り傷、穴あき病や尾ぐされ病による患部からの感染、水温や水質の急激な変化によるストレスからの感染などがあります。
放置しておけばワタ状の菌が拡大していき、その周辺が赤く充血することもあります。
体表で繁殖したミズカビは表皮組織から奥に入り込み、寄生部位を壊死させてしまいます。
そして感染したお魚は食欲不振になり、水面を浮遊したり末期の場合は濾過器の吸水パイプに吸われてしまうほど体力がなくなります。
水カビ病の死因は主に浸透圧差調節の破壊によるものです。
もし水カビ病に感染してしまったら、治療としては直接水槽に薬を投入、または病魚を隔離して薬浴や塩浴などの方法があります。あとは水温を調節したり水換えを行う方法もあります。
薬は様々なメーカーさんが販売しており、水槽に直接投入しても大丈夫なヒコサンZ、隔離して使用するニューグリーンFやそれのリキッドタイプ、アグテンなどがあります。
それぞれ使用する場合は必ず規定量を守るようにしてください。
また隔離する場合は塩浴も同時に行うと治療効果アップです。
隔離する場合も水槽全体で治療する場合も水温は25℃~26℃にしてください。水カビ病は25℃くらいから活性が下がります。逆に20℃以下だと水カビの進行が早くなりますので金魚やコイ、一部の日本淡水魚などを低水温を好むお魚を飼育している場合は注意が必要です。
隔離する場合は容器にお魚を移し、酸欠を防ぐためにエアレーションを必ず入れましょう。
ヒーターを入れて25℃に調節し、薬と塩を規定量入れて3日程治療します。
薬浴をやめる場合は1日50%ずつ水換えをし、薬が抜けきったらまた水合わせを行い飼育水槽に戻してあげましょう。
水カビ病の対策ですが・・・当然ですが飼育しているお魚に適した環境を維持することです。
健康な状態であればお魚も病気になることはほぼなく、間接的に水カビ病に感染することも防げます。
お魚同士の相性、適度な水換えなどのメンテナンス、適切な水質や水温などきちんと守っていれば病気になる確率はグンと下がります。
なのでもし水カビ病やなんらかの病気にかかってしまったら一度飼育設備を見直してあげる必要がありますね。
この時季は水温差が激しく動き、お魚が病気になりやすいので不安な方はこれを機に設備など見直してみてください(^^)/
今回は水カビ病のご紹介でした!
弊社は関東全域でインテリア水槽のメンテナンスや設置を行っています。
水草水槽や海水魚水槽、テラリウム水槽、造花水槽など様々なジャンルを取り扱っています!
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