みなさんこんにちは、アクアリンク千葉です(‘◇’)ゞ
今回は海水アクアリウム水槽でコケ対策としても観賞用としてもとても人気のあるハゼをご紹介します!
それがこちら!
“ミズタマハゼ”というハゼで、真っ白な体、名前の通り頬に水玉模様があるのが特徴的です。
ハゼというと淡水でも海水でもたくさんの仲間がいますが、このミズタマハゼはとりわけ面白い生態を持っています。
普段は底生を泳ぎまわり、なんと砂を口に含んで鰓からその砂を吐き出します。これを常に行っており一体何をしているんだ?と思います。
このミズタマハゼは砂に住んでいる微生物を食べる面白い食性をしています。
このような食性を持つハゼはミズタマハゼの他にもアカハチハゼなど何種類かいます。
それはわかったけど、なんでこのハゼがコケ対策になるんだ?と思われるかもしれません。
海水水槽をやっていて特にコケ取り生体が入っていないと砂にコケが付着して茶色くなることがあります。これがとても見栄えが悪く、できればコケが出る前に対策しておきたいです。
ミズタマハゼが砂を食べる過程で砂が攪拌されてコケが付着しにくくなるのです。
他にも砂を綺麗にする生体でマガキガイやタツナミガイが有名ですが、彼らの見た目が苦手…という方はこのミズタマハゼなどのハゼを入れるといいと思います。
コケ取り能力は高いですが、飼育方法はマガキガイやタツナミガイより少しコツがいる種類でもあります。
以下飼育方法を記載していきます。
まずミズタマハゼは全長20cm前後まで大きくなるので最低でも60cm水槽は欲しいです。できれば90cm水槽を用意してあげてください。
ろ過機は海水魚なのでオーバーフロー水槽一択です。60cm水槽で飼育しているお魚が少なければ外部式も候補になります。
水温は24~26℃が適温です。なるべく一定の温度になるようにヒーターやクーラーは必ずつけておきましょう。
スズメダイほどではないですが、比較的丈夫なため他の生体が飼育できていればそこまで気にする必要はありません。
次に餌ですが…給餌が一番苦戦するかもしれません。
といっても人工飼料に餌付かないわけではなく、ほとんどのミズタマハゼが人工飼料を食べてくれます。
問題なのが底生を泳ぐため他のお魚に横取りされやすい点です。うまく食べられず痩せてしまう子をよく見ます。
もし他のお魚と混泳させている場合はスポイトなどを使用してミズタマハゼにもうまく餌が回るように与えてあげてください。
次に混泳ですが、他種に対しては温和なため気性が荒いお魚以外であれば基本的に問題ありません。同じミズタマハゼやその仲間の混泳はほぼ確実に喧嘩を始めるので、1水槽に1匹が望ましいです。
うまくオスメスが揃えば一緒にくっついて泳いだり巣穴を共有してなんともラブラブな様子を見れるのですが…雌雄の判別が困難なためあまり期待しないほうがいいかと思います。
ちなみに、ミズタマハゼを飼育する場合の底砂はパウダー状のものがいいです。ただ、鰓から吐き出す砂をまき散らして濁る場合もあるのでパウダー状より少し粒が粗い砂を使用することをオススメします。
いかがでしたでしょうか?
今回は観察するのも楽しく、更にコケ取り能力もあるハゼ、ミズタマハゼのご紹介でした!
もし変わった生体が欲しい、砂のコケに悩んでいる方はこのミズタマハゼを飼育してみてはいかがでしょうか??
弊社は関東全域でアクアリウム水槽の設置やメンテナンスを行っています。
海水魚水槽はもちろん、水草水槽やテラリウム水槽、海水風淡水水槽など様々なジャンルを取り扱っています。
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