みなさんこんにちは、アクアリンク千葉です(^^)/
今回は海水アクアリウム水槽で飼育できる面白いお魚をご紹介します!
それがこのお魚!モンツキハギです!
頭側が灰色、尻尾側が濃い灰色にハッキリ体色が分かれていて、目の横にオレンジ色の模様、
尾鰭の先端に三日月のような白い模様が出ているまるでアニメに出てきそうなユニークなお魚です。
ハギと名前が付いていることで察する方もいると思いますが、ナンヨウハギやキイロハギと同じ仲間です(^^)
インド洋や中部・西部太平洋の熱帯域に生息しており、日本では南日本の太平洋沿岸や小笠原諸島、沖縄、伊豆諸島でも見ることができます。ちなみに沖縄では食用として利用されていたりします。
大きさは25cm前後になり、ナンヨウハギたちと同じように草食傾向が強いお魚で、藻類などを主に食べます。
このお魚、生態などは特に変わったところがないのですが、成長や気分の変化で体色を変えることで非常に見応えがあります。
上記で載せている画像は成魚の姿なのですが、実は幼魚の頃は全く体色が違います。
その幼魚の姿がこれ。
全身真っ黄色で・・・まるで別の種類です!
この幼魚はハギとは違う種類のヘラルドヤッコに擬態していると言われており、本物と比べると確かにそっくりです。
よーーーく見るとやっぱり口元やヒレなど違いはあります(^_^;
成長するにつれて徐々に成魚の色と模様になっていくのでなかなか興味深いです。
そして成魚の時でも体色が変わるときがあります。それが興奮したときや高齢になった時です。
流石に幼魚→成魚のような劇的変化ではありませんが、頭側の薄い灰色が尻尾側と同じように暗くなり、全身真っ黒のような色になります。なんなら尻尾側も更に黒くなってますね。
その色がこんな感じ。これはこれで近縁種・・・?と間違えそうですね(・∀・)
こんな色々な姿を見せてくれるモンツキハギくんですが、もちろん一般家庭で飼育することができます。
以下飼育方法を書いていこうと思います!
まず水槽サイズですが、大きさが30cm近くなるので最低でも90cm水槽が必要になります。
濾過器はオーバーフロー水槽一択です。90cm水槽で飼育するお魚が少ないのであれば外部式フィルターも候補にあがります。
底砂ですが、モンツキハギは砂に依存しないお魚なので底砂は敷かなくても問題ありません。もしベントスハゼやジョーフィッシュ、ナマコ、マガキガイなど底砂を必要とする生体がいればそちらに合わせてあげてください。
水温ですが、一般種と同じ25℃前後を好みます。
海水魚は低水温にも高水温にも弱いので25℃前後を一定に保つようにクーラーやヒーターは必須です。
餌についてですが、人工餌を食べてくれます。ただハギ類は草食傾向が強いので草食用の餌をメインで与えてあげてください。もし水槽に観賞用として海藻類を入れていると食べられてしまうので注意してください。
もし人工飼料に餌付いていない場合は冷凍ブラインシュリンプやあえて海藻を入れたりして、徐々に人工飼料に慣れさせてあげてください。
次に性格と混泳です。モンツキハギや他のハギ類は温厚ですが、ちょっと気が強い傾向があります。同じハギ類同士だと喧嘩することが多いので1つのアクアリウム水槽に対してハギ類1種類が基本です。
ただ、ナンヨウハギとキイロハギなど同じハギの仲間でも違う種類同士であれば混泳がうまくいく場合があるのでもし混泳する際はしばらく注意して観察してください。
いじめられないように後から入れるハギは既にいるハギと同じ大きさか、一回り大きい子を入れてあげてください。
他種にはほとんど無害ですが、時折何か気にくわないことがあると追い回す場合があります(^_^;
ハギ類で気を付けることは病気になりやすいということです。
特に体に白い点々が付く白点病になりやすく、水質が不安定になっている水槽セット初期などは入れないほうがいいです。
水温も大きく変動させないようにヒーターやクーラーは必ず必要になります。
性格や食性、病気になりやすいことからモンツキハギに限らずハギ類は中級者向けのお魚になりますね・・・。
モンツキハギは体色の変化が非常に面白く魅力的で鑑賞していて楽しいのですが、このように注意点がいくつかありますので気を付ける必要があります。
いかがでしょうか??
今回はモンツキハギのご紹介でした!
弊社は関東全域でアクアリウム水槽の設置やメンテナンスを行っています。
海水魚水槽はもちろん、水草水槽、アロワナ水槽、テラリウム水槽など様々なジャンルを取り扱っています!
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2019年より水槽のメンテナンス部、アクアリウムデザイナーを経て、アクアリウムプランナーとして、クライアント様の想像を超えるアクアリウムを日々ご提供しております。
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