海に生息するリンゴ!?

みなさんこんにちは、アクアリンク千葉です(‘◇’)ゞ

今回はアクアリウム水槽で飼育できるユニークな生き物をご紹介します!

突然ですが皆さんナマコってご存知ですよね?

海や水族館で頻繁に見かけるし、食用にもされています。アクアリウム水槽をやられていない方でも知ってる人はたくさんいると思います。

そうあの黒くて長いやつです。

今日紹介する生き物はそのナマコの仲間です!

 

はいこれ。

綺麗というか、派手というか、毒々しい色をしています笑

こんな形ですが、れっきとしたナマコの仲間なのです。リンゴのように見えることから”シーアップル”という名前が付けられています(リンゴに見えない気が…)

太平洋に生息し、大きさは最大20cmほどになり、別名アデヤカキンコとも呼ばれています。

よく知られているナマコは砂の中にある有機物などを食べて生活しており、アクアリウム水槽では掃除屋さんとして入れている方もいます。

しかしこのナマコの仲間・シーアップル、変わっているのは見た目だけではありません。なんと他のナマコとは違い、赤い触手を広げて海中を漂うプランクトンなどを捕まえて食べています。触手を口に運ぶ姿はナマコとは思えないですね笑

なので、このシーアップルを水槽に入れるとき、お掃除屋さんとしてはあまり機能しないことは注意しておいてください。あくまで観賞用ですね。

非常に丈夫な体をしており、調子が良いと触手を大きく広げる姿が見れます。その色合いからまるでサンゴのような感じです。

自分から餌をとりにいかず、触手を広げて触れてきた餌を食べるため給餌の際は冷凍餌などをスポイトで触手に当ててあげるといいでしょう。

丈夫だし給餌に気を付ければ飼育もそこまで難しいくないです。

 

じゃあ初心者向けか?と聞かれたらYES……とは言いません。答えはNOです。

これはシーアップルだけではなく飼育できるナマコ全般に言えることです。

何故かというと、彼らは体内にサポニンと呼ばれる毒を持っています。これは普通に飼育している上では他種の生き物や水質に影響を与えません。しかし弱って死んでしまったり、水流ポンプなどの機材に巻き込まれてバラバラになってしまったときにこのサポニンが水中へ放出されていまいます。この毒はお魚たちにとっては致命的なダメージを与えてしまうためたちまち水槽崩壊へつながります。

あとは体が大きいので移動した際にレイアウトを壊してしまう→その崩れてきたレイアウトに押しつぶされて死んでしまう…なんてこともありえます。

そして、お魚の性格次第では例えばシーアップルなら触手を突いたりかじったりしてストレスを耐えて弱らせてしまう場合もあります。

なのでもしナマコを飼育したいという場合は水槽の環境はしっかり立ち上がっていることを前提にレイアウトや機材を見直したり、お魚の性格をよく知ってから入れてあげることをオススメします。もし厳しいようでしたら砂の掃除をしてもらう生体はマガキガイやベントスハゼなどもいますのでそちらを飼育したほうがいいでしょう。

と、ここまでマイナスなことばかり書いてしまいましたが、シーアップルは他のナマコにはない特徴を持っていて面白いですし、他のナマコたちもあんなムニムニしてよくわからない見た目なのにとても働き屋さんなので是非飼育に挑戦してみたいという方はショップなのでお迎えしてみてください(^^)丈夫なので上記の注意点さえ気を付ければ早々死んでしまうことはほとんどないですよ!

ということで今回はシーアップル(とナマコ)のご紹介でした!

弊社は関東全域でアクアリウム水槽の設置やメンテナンスを行っています。

ナマコたちが生活する海水魚水槽はもちろん水草水槽やテラリウム水槽、海水風淡水水槽や造花水槽など様々なジャンルを取り扱っています!

もしアクアリウム水槽に興味がある、設置してみたいとお考えの方がいましたら是非アクアリンクにご相談ください!(*’▽’)

水槽空間プロデュース企業アクアリンク公式サイトはこちらから!

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この記事を書いた人

2019年より水槽のメンテナンス部、アクアリウムデザイナーを経て、アクアリウムプランナーとして、クライアント様の想像を超えるアクアリウムを日々ご提供しております。

創業から21年間のノウハウが詰め込まれたブログになりますので、アクアリウムにチャレンジしてみたい方にとって、有益な情報になるかと思います。
ご質問がある方は弊社のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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