みなさんこんにちは、アクアリンク千葉です(‘◇’)ゞ
今回はインテリア水槽として人気が高い金魚をご紹介します!
今日ご紹介する金魚はちょっと奇妙でユニークな種類です!
こちらがその金魚!出目金のように見えますが…両目の下に風船のようなものをぶら下げていますね。
こちらは水泡眼(スイホウガン)という種類で、名前の通り目の下の膨らみが泡に見えますね。この泡の中は風船のように空洞ではなく、リンパ液で満たされています。
この金魚は中国で突然変異で水泡を持って生まれた金魚を何度も繁殖させて定着させた品種改良です。両目の水泡の大きさは個体差があり、左右の眼でも左右対称でない子もいます。そのため水泡が大きくて左右対称に近い個体ほど価値や人気が高くなります。
体形は背ビレがないランチュウに近いですね。
ちなみにこの水泡はとても割れやすく扱いには十分気を付けなければいけないのですが、割れてしまったとしても金魚にとって命に関わる問題ではありません。
一度割れた水泡は二度と元に戻らないので人間側の問題で言えば、観賞価値が下がる…でしょうか。
なんとなく泳ぎが遅く、あまり動かなさそうな見た目ですが意外にもよく動き回ります。
水泡をブンブン回すので見ていて面白いですよ笑
大きさは約20cm前後ですが、うまく育てると30cm近くまで成長します。
病気せず健康な個体は5~10年は生きるのでインテリア水槽というよりペットのような感覚になりそうです。
以下飼育方法を書いていきます。
まず水槽サイズですが、45cm以上の大きさから飼育可能です。ただ水泡は割れやすいので水槽は大きければ大きいほどゆったり泳げるのでできるだけ大きめのサイズを用意してあげてください。
次にろ過機ですが、上部式や外部式フィルターをオススメします。ただ水流がとても苦手なので外部式フィルターであればシャワーパイプを使うなど水流を弱めるひと手間が必要です。45cm水槽であればろ過能力は下がりますが外掛け式フィルターや底面式フィルターをオススメします。
メダカのように上から鑑賞する方法も綺麗で人気なので金魚鉢やプラ船で飼育するのも面白いと思います(^^)
水槽内のレイアウトですが、流木や人工水草、水槽用アクセサリーなど先端が尖ったものや硬いものを使用してしまうと水泡が破れてしまうため何も入れないか、先端がとがっていないアクセサリーや本物の水草(アヌビアスやミクロソリウム、ボルビティス、クリプトコリネ等)を使用してあげるといいと思います。
水温は15℃~28℃が適しています。金魚は低水温にも強いですがあまり動かなくなるためなるべくヒーターや冷却装置を用いて1年中25℃前後で一定にしてあげましょう。高水温にすると大きくなりやすいという話も聞きます。
餌は人工餌を食べてくれます。水底辺りを泳いでいるので浮上性より沈下性の餌を与えてあげてください。
水泡眼は転覆病という病気にかかりやすいです。転覆病はひっくり返ってお腹を上に向けて浮いてしまう病気で原因は餌の与えすぎや水質悪化、水温の急激な変化など様々な要因で発症しやすくなります。
もし発症してしまった場合は水温を25℃まで上げて、数日間断食させてください。塩水を作ってあげると体力の消耗も減らせて治りやすくなります。
混泳ですが、水泡が割れやすいという点があるため同種であっても混泳はオススメできません。他種で好奇心旺盛な個体だと水泡をつついてしまったり、水泡眼同士でもぶつかって破れてしてしまう可能性があるためです。
一応水泡眼同士の混泳は不可能ではないのですが水泡が破れてしまうことがある点だけは覚えておいてください。
水泡の扱いに注意がいりますが、水泡眼は他のお魚にはない奇妙な特徴を持ったお魚です!水泡にさえ気を付ければ丈夫で飼育しやすく体色も非常に綺麗なので気になった方は是非飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか??(^^)
今回は水泡眼のご紹介でした!
弊社は関東全域でインテリア水槽の設置メンテナンスを行っています。
金魚や他の熱帯魚はもちろん、海水魚や珊瑚水槽、アロワナ、大型魚、テラリウム水槽など様々なジャンルを取り合っています!
もしインテリア水槽を導入してみようかお悩みの方がいましたら是非弊社アクアリンクにご相談ください!
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