みなさんこんばんは、アクアリンク千葉です(^^)/
皆さんはタツノオトシゴという生き物をご存知でしょうか??
恐らくお魚に詳しくない方でもそのユニークな姿からテレビや水族館で人気者で知っている方が多いと思います。
飼育が非常に難しく水族館レベルでないと無理と思われるかもしれませんが・・・実は家庭のインテリア水槽でも飼育することができます!(もちろんコツはいります汗)
そんなタツノオトシゴを今回はご紹介したいと思います!
タツノオトシゴの仲間は我々の知るお魚の形からかけ離れた姿をしているので一見魚類じゃないんじゃないか・・・と疑ってしまいますがよね。
ですがヨウジウオ科タツノオトシゴ亜科タツノオトシゴ属に分類されるれっきとした魚類なのです。
ヨウジウオ科はタツノオトシゴ亜科とヨウジウオ亜科の2つに分かれていて、ヨウジウオの仲間も独特な姿をしていますがこちらのほうが私たちのしる魚類に近い姿をしています。
ヨウジウオの仲間は尾鰭があるのに対してタツノオトシゴは尾鰭が無く海藻やヤギ・サンゴなどに巻き付けられるようになっています。
タツノオトシゴ亜科は全部で45種類ほどが知られています。その中の15種類は日本でも見ることができます。
タツノオトシゴの仲間は見れば見るほどヘンテコな形をしていますが、よく見ると尾鰭がない以外は胸びれ、背びれ、尻びれがしっかりと他の魚類が持つヒレと同じものが存在します。
タツノオトシゴの仲間で特に面白いのがオスのお腹の辺りに育児嚢と呼ばれる袋が存在していることです。メスは卵をオスの育児嚢に産み付けてオスに保護させる面白い繁殖方法をとります。
孵化するとこの袋からちっちゃい赤ちゃんたちがたくさん出てきます。ちなみに赤ちゃんたちも誕生時から大人と同じ姿をしています。
さて冒頭でも書きましたが、このタツノオトシゴの仲間は私たち一般家庭でも飼育することができます。
意外にも丈夫でしっかり育てれば滅多に体調を崩すことはないと言われています。じゃあ初心者向けかと聞かれると・・・そうでもないんですよね。どちらかというと中級者~上級者向けになります。
では以下飼育方法を書いていこうと思います!
まず水槽サイズですが、45cm以上、大きくなる種類は60cm以上の大きさをオススメします。種類によっては30cm水槽で飼育は可能ですが、小型水槽は急激に水温や水質変化が起きやすいためオススメできません。
濾過器は45cm以下であれば濾過能力の高い外掛け式フィルター、それ以上であれば外部式やオーバーフロー水槽を推奨します。
水温は25℃前後が適しています。冬はヒーター、夏は冷却装置を容易してあげてください。
レイアウトは微生物がたくさん付着しているライブロック、タツノオトシゴが捕まりやすい棒状のものを入れてあげてください。最近は人工のサンゴや海藻、ヤギが売られています。
混泳は基本不可です。タツノオトシゴは餌を食べるのが遅く、他種に横取りされることがあるためです。また、動きの速い種類がいるとストレスになりやすいようです。
スカンクシュリンプなどのエビやシッタカ貝などのコケ取り貝との混泳は可能です。
一番の問題は餌です。
タツノオトシゴの仲間は野生個体かブリーダー個体で給餌に関しては難易度がかなり変わるかと思います。
まず、共通することは人工飼料にはほぼ確実に餌付かず極小の甲殻類しか食べないことでしょうか。
イサザアミと呼ばれる甲殻類が一般的で、野生個体は生きたイサザアミにしか興味を示さないことが多いです。その反面ブリーダー個体は冷凍されたイサザアミ(ホワイトシュリンプ)を食べてくれることがあります。
ブリード個体が冷凍餌に餌付いてるかはそのショップの店員さんに確認してください。
このように人工飼料は食べず、生きたイサザアミまたは冷凍餌を容易してあげなくてはいけないのがかなり大変です。
また、他の魚類と違って体がゴツゴツしているため痩せているかわかりにくいのでかなり気を遣います。
他のお魚の飼育に慣れていない方はまずは一般種(スズメダイやカクレクマノミなど)に慣れてからタツノオトシゴの仲間の飼育に挑戦することをオススメします。
いかがでしょうか??
タツノオトシゴは飼育(というか餌)にコツがいりますが、他の魚類とは全然違う見た目や生態を持っていて観察するだけでもとても面白いです。
もし飼育に慣れてきたらオスメスをそろえて繁殖を狙ってみるのも面白いかもしれません!
今回はユニークなお魚、タツノオトシゴのご紹介でした!
弊社は関東全域でインテリア水槽の設置たメンテナンスを行っています。
海水魚水槽だけでなく水草水槽や古代魚水槽、海水風淡水水槽、テーブル水槽など様々なジャンルを取り扱っています。
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