渓流の女王・ヤマメの飼育!

みなさんこんにちは、アクアリンク千葉です(‘◇’)ゞ

いやー秋っていいですよね。気温は高いけど風は涼しくて、私の好きな季節です(*’▽’)

 

そういえば、9~11月って東北や北海道沿岸で生まれた鮭たちが産卵するために故郷の川を遡上してくる季節ですね。秋鮭として名が知れ渡っていますね。

 

ということで、今回はサケのご紹介をしたいと思います!

…といっても私たちがよく食べるサケは一般家庭では飼育はほぼ不可能なので、私たちでもインテリア水槽で飼育できるサケ科のお魚をご紹介します!

 

それがこちら!

 

渓流の女王とも呼ばれるヤマメです!

釣りの対象としても食材としても人気の高い川魚です。

 

一般家庭でも飼育することができ、黒の模様(パーマーク)や薄いピンクがとても美しく観賞魚としてインテリア水槽で非常に人気が高いお魚です。

ちなみに私が一番好きな日本淡水魚です笑

 

ヤマメはサケ科の仲間で、自然界では冷水域の川の中流から上流部に生息しています。面白いことにイワナとは棲み分けを行い、イワナの生息域にはヤマメは生息していません。

ヤマメは準絶滅危惧種にも指定されており、現在彼らの保全が呼びかけられています。

 

サケ科の仲間は生活型が”降海型”と”陸封型”に分けられており、降海型は河川や湖で生まれた後に海に下り成長し、産卵期を迎えると故郷の川に帰ってくる性質をもつお魚です。陸封型は降海型とは逆で、一生を川や湖で過ごすお魚のことを言います。

 

サクラマスというサケの名前を聞いたことがあると思いますが、実はヤマメと同種であり、降海型をサクラマス、陸封型をヤマメと呼び分けています。

ちなみに棲み分けている同じサケ科のイワナも2型に分かれており、降海型はアメマス、陸封型はエゾイワナなどと呼ばれています。

 

陸封型のお魚は一生を同じ環境で生活するため似た環境さえ作ってしまえば飼育が可能となります。

 

ヤマメの入手方法ですが、野生個体を釣ってきてもいいですが、準絶滅危惧種のため時期や場所によっては禁漁期間があります。また、野生個体は寄生虫が付いていたり、人工飼料に餌付かない可能性もあるので注意してください。

 

一番安全なのは通販やショップで購入することでしょうか。ショップであれば店員さんにどのように管理していたのか聞くことができますし、病気対策をしている場所もあります。

ただし、ヤマメは暑さが非常に苦手なので、夏場などは特に注意してください。

 

次に飼い方ですが、ヤマメは最大でも40cm程度になりますので最低でも60cmの水槽を用意してあげてください。縄張り意識が強いのでできれば単独飼育、あまりオススメはしませんが90cm以上の水槽であれば縄張りを作れないほどのヤマメを入れてあげてください。

 

一番注意したいのが水温です。ヤマメは冷たい水を好むのでクーラーは必須です。20℃前後を保つようにしてください。夏場はかなり注意が必要ですね。

冬場は無加温で一定で20℃前後なら大丈夫ですが、それ以下になる場合はヒーターを入れてあげたほうが無難です。

 

また、水流の強い場所に生息するので酸欠には弱いです。エアレーションを導入して溶存酸素量を増やしてあげましょう。

 

水槽内のレイアウトですが、水草や砂があると溶存酸素の増加、隠れ場所、水質を良くしてくれるバクテリアが定着しやすくなるのでできれば入れてあげてください。

 

次にろ過機ですが、ヤマメは綺麗な水を好みますが、あまりに頻繁な換水はストレスになってしまいます。できるだけ換水の頻度を少なくするため、ろ過能力が高いフィルターを用意してあげましょう。一番いいのはオーバーフロー水槽ですが、かなり高額になるため外部式かメンテナンスがしやすい上部式フィルターを使うといいと思います。

 

水流の強い場所に生活するヤマメにはやはり疑似的でも水流は作ってあげた方がいいです。

流れを発生させる水流ポンプを入れてあげましょう。

 

餌ですが、野生個体は活餌や釣りで使う渓流魚の餌を好むことが多いようです。ショップなどで購入した場合は人工飼料を食べる場合もありますが、そこは店員さんに聞いた方が確実と思われます。

 

一見他の熱帯魚と比べると地味に見えがちですが、日本淡水魚ならではの体色は熱帯魚とは違った方向で美しく、水流に向かって力強く泳ぐ姿は見ていて飽きません。

是非ヤマメに興味がある方は少しコツがいりますが、飼育してみてはいかがでしょうか?(*’▽’)

 

今回はサケの仲間、ヤマメのご紹介でした!

 

弊社は関東全域でインテリア水槽の設置やメンテナンスを行っています。

日本淡水魚水槽はもちろん、熱帯魚水槽やテラリウム水槽、テーブル水槽、海水魚水槽などほぼオールジャンルの水槽を取り扱っています。

もしインテリア水槽を置いてみようかお悩みの方がいましたら是非アクアリンクにご相談ください!

 

水槽空間プロデュース企業アクアリンク公式サイトはこちらから!

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この記事を書いた人

2019年より水槽のメンテナンス部、アクアリウムデザイナーを経て、アクアリウムプランナーとして、クライアント様の想像を超えるアクアリウムを日々ご提供しております。

創業から21年間のノウハウが詰め込まれたブログになりますので、アクアリウムにチャレンジしてみたい方にとって、有益な情報になるかと思います。
ご質問がある方は弊社のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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